2017年2月12日日曜日

Jeff BeckとSoul ジェフの違った一面を描き出したオレンジアルバム

Editor : Yosuke Hayashimoto

Jeff Beckとソウル・R&B。
ジェフとこれらの音楽は一見関わりが薄いように思えるかもしれません。

ジェフの数多くの作品の中でも別格といっても差し支えないであろう存在感を誇る2枚のアルバム、Blow By BlowとWired。
ロックとジャズの融合を高らかに宣言したこのアルバム達はまぎれもない名盤。
そしてジェフのインスト、フュージョンというイメージを形作るものとなりました。

そのイメージは確かにジェフを言い当てているには違いありませんが、同時にジェフのソウル好きな側面をちょっと隠してしまっている感があると僕は思います。
隠してしまっているのは別に構わないし、そもそもそういうカテゴライズも要らないと思いますが、それゆえに見過ごされてしまっているジェフの名盤や側面があるのは大いに勿体無いと思うので今回はそれについて書きたいのです。

そのアルバムとは第2期Jeff Beck Groupの2枚目、”Jeff Beck Group”
通称オレンジアルバムと呼ばれるアルバムです。

先の大名盤2枚やBBAなどを聴いている人は多いです。
でもこのオレンジアルバムを聴いている人は意外に少ない感じます。

このアルバムはジェフのソウル好きな一面が大きくプッシュされた一枚であり、ここでしか味わえないジェフの一面が見られるものです。

2017年2月7日火曜日

Helpの魅力に迫る。リズムの妙からハーモニーまで。

Editor : Yosuke Hayashimoto

ビートルズの名曲群のなかでも屈指の知名度を誇ると思われるHelp。
当時のジョンは精神的に結構しんどかったようで、いっぱいいっぱいな具合を吐露した曲。
太ったエルビスのようだったと当時を回想するジョン。

これは初めて自分の心情を託した曲で、それまでのラブソングとは決定的に違うと
ジョン自身が回述しています。

そのような曲を書くに至ったのはディランの影響も大きいとのこと。

今回はHelpの魅力を音楽的にな見地から少し見てみたいと思います。

映画の中のギターシーン! - マイケル・J・フォックス『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART1』【1985年】よりジョニー・B・グッド


映画の中で登場するギターシーンを紹介!
今回はロバート・ゼメキス監督、マイケル・J・フォックス主演の大人気シリーズ第1弾
『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART1』【1985】からピックアップ!
マイケル・J・フォックスによる「Johnny・B・Goode」演奏シーンをご紹介!

SF映画の金字塔 今観ても面白い!

1985年10月深夜、高校生のマーティ(M・J・フォックス)は、発明家エメット・ブラウン博士(通称ドク)が開発したタイムマシンの実験に呼ばれた。タイムマシンは自動車デロリアンをベースに作られており、その燃料となるプルトニウムは過激派組織を騙して調達したものだった。一部実験は成功したが、途中、過激派の襲来に遭いドクは銃弾に撃たれ倒れてしまう。マーティはタイムマシンへ乗りその場から逃げようとするが、偶然にも次元転移装置を作動させた為、1955年にタイムスリップしてしまった…。


2017年1月23日月曜日

ブルーズギターの礎、King Of Blues, BB.Kingの魅力。

Editor : Yosuke Hayashimoto

ブルーズ界の重鎮の一人、BBキング。
エリック•クラプトンとのコラボレーションもあり、日本においては一番知名度の高いブルーズマンではないかと思います。

BBキングはT•ボーン•ウォーカーに端を発するモダンブルーズを完成させた一人。

エレキギターのシングルノートプレイでソロを弾く、というスタイル確立させ、エリック•クラプトンを始めとしたブルーズ/ハードロックのミュージシャンに大きな影響を与えました。



今回はそんなBBキングの魅力についてビブラート、声、ギターの音使いの3点から迫ってみたいと思います。

ポールがYesterdayにかけた魔法 冒頭の3度抜きのコード。

Editor : Yosuke Hayashimoto

希代の名曲、Yesterday。
美しく流麗ながらもどこか虚無的で淡々と紡がれるメロディー。

ポールの名作バラードは数あれど、Yesterdayはある種の孤高感すら感じさせてくれます。


今回はYesterdayが放つそんな雰囲気の理由をイントロと歌いだしのコードやメロディーに注目して解析して見たいと思います。
この曲では工夫に満ちたアコースティックギターのアプローチを聴くことができます。
複雑なコード進行やラインであってもコードフォームシンプルに再構築することで、簡単な指使いでありながらメロディックで多層的な伴奏がくみ上げられています。
こうしたアプローチはポールなれではでBlackbirdなどもいい例ですね。

この曲の冒頭部分ではそんなポールの引き算のアプローチが曲に非常に大きな効果をもたらしています。

ロックンロールからサイケデリックへ。ジョンからポールへ。    ビートルズの変化を象徴するYesterday

Editor : Yosuke Hayashimoto

scrambled eggs。
Yesterdayのデモ段階での仮名です。
ポールは夢の中でこの曲を思いついたとのこと。
朝起きると完全な形でメロディーが頭の中にあったそうです。
すぐさま飛び起きてコードをつけてメモ。
しかしあまりにも完璧に頭にあったのでポールは既存の曲なんじゃないかと最後まで疑っていて、みんなに歌って聴かせては確かめて回ったそうです。

そんないかにもビートルズらしい逸話がある曲ですが、実はジョンレノンがかなり嫉妬していたそう。

この曲が収められているのはHelp!
ビートルズ2作目の映画のタイトルともなった表題曲。
ジョンにしてみれば「1作目のA Hard Day's NightもこのHelpもこの俺様の曲!
それがそのままアルバムタイトルで堂々の1曲目!」
ビートルズの頭目としてかなりの矜持があったことでしょう。

ストラトキャスターのブリッジのバリエーションについて解説しました!

Editor : Yosuke Hayashimoto

エレキギターのシンボル的な存在、ストラトキャスター。
ストラトキャスターといえば最大の特徴はバネを仕込んだブリッジによるトレモロの機構、シンクロナイズドトレモロです。

これはストラトの音ににも大きく影響を及ぼしています.
ストラトは割とセミアコの音に近い雰囲気があると思います。
そのホローボディ感を生み出しているのがこのトレモロのバネの響きです。

ストラトの音はこのトレモロ及びブリッジの扱いによって変わります。
そのバリエーションや特徴などについて解説したいと思います。